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・端末の死
言うまでもなく、電子書籍端末の違いは読書体験を左右するものである。同じ書籍でも、KindleとKindle DXで読むのは異なる体験だろう。紙の書籍にはハードカバー版や文庫版があり、読書スタイルに合わせて選ぶことができる。電子書籍もコンテンツと相性の良い端末を選んで読めるのが望ましい。

しかしどのような電子書籍端末が販売され、いつまで販売され続けるかは、メーカーの心ひとつだ。6インチのKindleはもう4代目だが、9.7インチのKindle DXは2年半リニューアルしていない。Sony Readerは当初5インチ、6インチ、7インチの3サイズ展開だったが、今は6インチモデルだけが残っている。液晶タブレットKindle Fireの噂が出たときは、アマゾンがE-INK式の電子書籍端末をやめるのではないかとヒヤッとしたものだ。これは杞憂に終わったが、今後もアマゾンがE-INKにこだわり続けるかは分からない。

こうした現状は電子書籍の作り手にとっても問題だ。iPadやiPad 2は9.7インチで1024×768ピクセルの解像度だが、将来的にはより高解像度になるだろうし、解像度を維持して小型化されるかもしれない。iPadやiPad 2に最適化された電子書籍は、将来的にはおのずと意図されぬ形で閲覧されることになる。

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